2018年01月19日

申込締切を過ぎた時点で、イベントはすでに終わっている

というか、募集要項を発表した時点で半分以上終わっています。参加するかどうかは、日付とテレイン、クラス分けなどの企画内容でだいたい意思決定の下準備が揃います。つまり、これらを決めた時点でもう参加者数の見込は概ね出てしまっています。

申込締切がきたら参加者数が出ます。売り上げが決まります。経費の変動なんてわずかです。ゆえにその時点で経営的にはイベントは終了なんです。どんなに立派な大会をしても、どんなにズタボロな運営をしても、儲けの額は変わりません。

じゃあ、締切から大会当日までの、一番大変なあの時期はいったい何なのか。

将来に対する投資です。

来てもらった参加者に「良い大会だった」「また参加したい」と思ってもらい、次の大会への参加を促す投資活動です。それが回収できるのは来年以降の大会です。

紅白歌合戦の視聴率はその年の番組の出来と比例しません。昨年、一昨年、さらにずっと昔からの実績がすべて反映されてます。

だから、

大会は継続してこそ意味があります。

参加者に喜んでもらえるよう、毎年継続的にいろんなことを企画して、きっちりと運営する。その積み重ねが主催者のブランドを作り上げていくのです。


posted by tkmasa2466 at 18:25| Comment(0) | 大会運営

2014年12月20日

第4回ウェルカムリレー大会開催!

第4回ウェルカムリレーの予告ページを公開しました!
http://nishipro.com/welcome_relay4.php

目玉は2つ!

・クラブ対抗のルーキークラス(旧・ウェルカムSクラス)を設定!
→社会人・地域クラブにもエントリーしやすいレギュレーションになりました!

・他地域での開催団体大募集!
→関西以外にもウェルカムリレーの輪を広げたいです。共感していただける方のご応募をお待ちしております。
posted by tkmasa2466 at 23:06| Comment(0) | 大会運営

プロの役割とは

facebook: https://www.facebook.com/notes/%E8%A5%BF%E6%9D%91-%E5%BE%B3%E7%9C%9F/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2%E3%81%A8%E3%81%AF/752220568194676


もう2週間も経ってしまっているので、今更感が強い話ではあるのだが、カナダに旅立たれる前にまとめねばと思い、したためる次第です。

加藤さんととある深夜Twitterで話した内容をまとめてみました。
http://togetter.com/li/753307

140字という制限では到底書き切れない内容が頭の中を巡ってしまい(かなり夜更けであったこともあって)早々に話を打ち切ってしまったことを、ここで改めて書いてみたいと思います。

====引用====

イベント運営するには、手数が必要。今回の大島大会でもクラブ員はボランティアで運営している。宿代、交通費ほとんどが自腹。人によっては、何回も行って、宿泊もしている。クラブ員の負担の総額は、優に200万ぐらいはあるんじゃないかな。日当入れないでの話。一般的にイベントボランティアの弁当代ぐらいは出すのが普通だから、それを入れたら、もっと赤字。
(中略)
でも、そういう大会がないと地図は作れないとすると、nishiproの収益は、オリエンティアが大会を開くという善意で賄われているということになる?それは、業務形態として、不安定ではないかと考えた。

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この点実は私も独立当初はひどく気にしていた。

プロがプロとして稼ぐためには、ボランティアスタッフに頼ってはいけない。運営も自前でやって、日当もちゃんと出して、それで収益を出さないと本当の意味では儲けと言えない。そう考えていた。

しかし、予想をはるかに超えて、地図作製のオファーをたくさん頂けた。その中には、マッパーに払ったお金で大会運営の利益が消し飛んでしまうような案件も多くあった。

そして迎えた3年目、今となってはこう思うのである。

〜〜〜「大会を運営したい」というのは立派な「需要」ではないか〜〜〜

「良い大会を運営したい」というのは立派な欲求であって、そこに応えるために自分は存在している、という考え方である。
確かに、例えば大会に必要な資材を買い揃えるときに、「自分たちはボランティアで運営してるんだから、この機材を安く売ってくれ、タダにしてくれ」なんて要求は普通はしない。それと同じことが地図に対しても言えるのではないか。

また逆に考えて、自分がマッパーとして稼いでいるからと言って、「自分らはボランティアなのに、なんであいつは金もらって運営してるんじゃ!やってられるか!」みたいに考えるクラブが今後増えるだろうか。さすがにちょっと考えにくいのではないか、と思うのである。そうであるならば自分のビジネスモデルが「不安定である」とは言い難い。

ボランティアで運営してくださっている中で自分を使って頂けることには本当にありがたいこと。それに自分は後ろめたさを感じることはなく、堂々と、その欲求に最大限答えられるように働くまでではないか。今自分はそう考えている。

====引用====

大島で、村越さんと。オリエンテーリングの大会は絶対ペイしない。だからこそ、ロゲやトレランみたいな窓口との連携が不可欠

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このように書かれているが、私はそもそもこれに対して「意外とそうでもない」と考えている。
私は関西で毎年「ウェルカムリレー」という大会を開いているが、これは本当に純粋な意味でプロ運営を行い、それできっちり利益を絞り出している。

当日スタッフに日当を出し、修正調査を行い、新人学生向け低価格参加費であるにも関わらず、それでも上がりを15万円、日当換算で3万円捻り出した。

計セン技術の発達や、航空レーザによる地図作製の短納期化が実現した今、あらゆるノウハウと時間を使え、権限をごく少人数に集約できるプロが運営すれば、それぐらいは実は可能である。そのため、オリエンテーリング人口がもう少し、2倍・3倍・4倍となってくればプロの活躍できるフィールドは飛躍的に拡大するのではないか、と自分は考えている。



・・余談ではあるが。
「良い大会を運営したい」というのは「需要」であると言った。しかし、そうだとしても、大きな責任と労力を投入する以上、使った実費すら賄えない、粗利益ベースで赤字になるというのはやはりどうかと思っている。地図の場合は大会後の地図販売収入も含めた資産的価値があるので価値の計算は難しいところはあるが、基本的に粗利益で赤字になるのは自分としても大変申し訳ない気持ちになってしまうので、そうならないオペレーションを発注元にも望みたいところである。



この話、もっといろんな観点から書くべきことはあるが、今回の所は、テーマを絞ってこれくらいで。
posted by tkmasa2466 at 23:04| Comment(0) | 大会運営