2014年11月02日

全日本大会のあり方

(facebookの記事: https://www.facebook.com/tokumasa.nishimura/posts/734738133276253

乗鞍高原にて、木村さんと話したときに、全日本大会の話もした。
木村さんは、全日本大会を、全日本選手権と全日本ジュニア&マスターズ選手権に分離する提案をされている。が、当初自分にはこれで解決になるとは到底思えなかった。
しかし、実際に話をしてみると、どういうことを考えてこういう提案に至ったのかが理解できてきた。そして、意外に良い案なんじゃないかと思うようになってきたのである。
また性懲りもなく長い文章だし、これを個人の記事に書いてどれだけの意味があるのか自信がないところだが、今日は少しその話をしてみたい。
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今の全日本大会が問題なのは、広大なテレインで数多くのコースを設定しなければならないにもかかわらず、十分な参加費収入が見込めないことにある。しかも各都道府県での持ち回り運営を基本としているため、オリエンテーリング過疎地の地方協会が運営負担を被り、疲弊させてしまう上、競技者にとっても満足の行くフィールドで大会が開かれにくい。結局誰にとっても満足の行くものではなくなってしまう。
で、ジュニア&マスターズと日本選手権の分離案である。
確かにジュニア&マスターズをするには広大なテレインを新規調査する必要はない。テレインの質・地図の質への要求水準もエリートに比べたら高くはない。なるほど、地方持ち回りでも悲惨な会計にならずにそれなりの顧客満足も得られるだろう。
じゃあ分離されてしまった全日本選手権はどうか。
エリートクラス+併設クラス参加者ならせいぜい100人〜200人。観客も当然少なくなる。見てくれは貧相になる上、地図に一切手を抜かなければ参加費は一人10000円は下らないだろう。
到底成功するとは思えなかった。
しかし、木村さんは言う。
「それくらいコストがかかることを、エリートクラスだけのために行っているのだよ」、と。
なるほど、自分も昨年インカレロングを運営したが、調査エリアの半分はエリートクラスで「しか」使わない範囲であった。
「これだけのコストがかかることをやってるんだから、それに見合う形で運営する」まずそれを議論の出発点にすべきじゃないのだろうか?それがこの分離案の根本理念なのだと。
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確かにそうかもしれない。考えるうちに、一つ思い当ることがあった。
今年、私は世界選手権の日本代表選考会の運営を受託したわけだが、その大会というのは、全日本大会の1か月前だった。むしろ例年全日本大会の1〜2週間後に選考会、ということはザラである。
結局それって、「JOAが全日本大会を信頼していない」、ということじゃないのだろうか?もちろん、複数のレースを参考にしたいという強化委員会の意図も理解は出来るが、少なくともそう取られても仕方がない状態じゃないだろうか?
事実、全日本大会とは比べ物にならない少人数省資源運営だったにも関わらず、あの選考会は、選手諸氏によるそれなりの支持を得られた(と思っている)。
じゃああの選考会を全日本選手権にしてしまって、何か問題があるだろうか?
さすがにあそこまでの省力運営だとダメだが、ちょっと会場を整えればそれなりに箔は付く。地図も旧図ベースではあるが、参加費を上げればもっと質は上げられるわけで、そこは参加者のニーズと参加費の要求とをバランスさせながら考えれば良い。
おまけに、選考会は必ず日程が固定され、ロング&ミドル&スプリントの個人3種目が必要という強化委員会の都合もくっついてくる。日程が密集して、かつ固定されていれば大会のブランド化は意外にやりやすい。「選考会」とするより、「全日本選手権」と題する方が、併設クラスも今よりは人が集まりやすかろう。
これ、意外に良い案じゃないか?
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まとめるとだ。
・現行の全日本大会からエリートを削り、全日本ジュニア&マスターズ選手権として開催。(狭いエリアで固定客を掴みやすく、黒字化は容易)
・現行の日本代表選考会を、全日本選手権に格上げし、ロング&ミドル&スプリントの個人3種目を開催。(現全日本大会よりは高い競技性を提供できる)
・全日本リレーはこのまま。(今もそれなりにうまく回っている)
というのは、意外にうまく行くのではないか、と思うのである。どうだろうか。
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そもそも国土レベルでオリエンテーリングに向かない土地で競技をやるのである。全てが理想通りには行かないし、何かを捨てなければ成り立たない。
でも、少なくとも僕は、大会運営に疲弊して泣く地方協会も、目いっぱい努力したのに失望する競技者の姿も、どちらも見たくない。そんな悲劇をなくすることが一番の優先事項であろう。
posted by tkmasa2466 at 08:01| Comment(0) | 大会運営

2014年06月11日

MTBOイベントのレース再現

http://goo.gl/dZDmkJ

WorldOfOの「2DRerun」初めて使ってみました。先日のMTBOのレース再現です。これ面白いですね。データたくさんあったらかなり有効なフィードバックツールになりそう。
posted by tkmasa2466 at 18:22| Comment(0) | 大会運営

2014年06月10日

MTBOイベント開催してきました

http://nishipro.com/20140518_mtbo2014_1.php
21名という昨年と比較すると倍以上の参加者を集めて盛大な会になりました。

いやしかし。コースプランしてたらこだわりが過ぎてダメだ。「前出したやつより悪いコースは出せない」と思ってしまって際限なく自分へのハードルが上がってく。。。

結果、前日に雨中調査からの深夜1時半に印刷開始という、実にプロマッパーらしい(?)準備作業になりました。雨中調査になったのは2日間豪雨でホテルへの缶詰めを食らったからってのもありますが。

今年も無事MTBO日本代表が決まったようです。ポーランドのネット中継、また見に行こうかなー。

[コース]20140606_Stage2日本代表選考会.L(16.7km)_s.gif

[コース]20140518世界選手権選考会.L (11.9km)_s.gif
posted by tkmasa2466 at 18:36| Comment(0) | 大会運営