2018年01月23日

航空レーザー測量の精度を前もって知るには

先日のエントリーで、基盤地図情報の航空レーザ測量は場所によって精度がまちまちであると書きました。実はその精度情報をあらかじめ推測する方法を高島和弘さんがcamap-MLで共有してくださっていたので、今日はそれについて書きたいと思います。

航空レーザー測量データが整備されているエリアは「地理院地図」から見ることができます。左上の「情報」から「全て>主題図>更新情報>5mメッシュDEM(航空レーザ測量)提供範囲と作業年度」と辿ります。

航空レーザー.png



そして欲しい範囲が色つきで表示されたらそこをクリック、ここで出てくる「原典資料」がポイントです。
公共測量の情報を検索できるサイト内の「助言番号で検索」でこの原典資料情報を入れて検索をかけます。
この例だと、「平成27年、関東、188番」ですね。

そうすると・・・
縮尺.png

公共測量の情報が出てきます。この「縮尺」がポイントで、これが小さければ小さいほど高い精度が期待できるというわけです。前回見せた「飯能美杉台」はこの縮尺が5000でした。高島さんによると、「2500だと、ちょっと物足りない感じで、1000だと嬉しい感じ」だそうです。

精度がある程度推測できると、見積りのための情報が増えるため、プロとしては大変重宝します。

しかし、基盤地図情報にはじまり地理院地図の汎用性の高さ、国土地理院の取り組みは大変先進的でとっても助かります。ありがたやありがたや。






posted by tkmasa2466 at 21:44| Comment(0) | 地図調査

2018年01月21日

航空レーザー測量といってもその精度は様々です

基盤地図情報でダウンロード可能な航空レーザー測量データは調査する際大変重宝するのですが、一方でこれらのデータは必ずしも良質のものばかりではなく、質の落ちるものも結構あります。

以下は私が以前調査した飯能美杉台のO-mapと航空レーザー測量の等高線を重ねたものです。右2つはまるで斜面が削り取られたようなノイズがあります。左は何をどう間違えたの存在しない巨大なピークまで現れてしまっています。
飯能美杉台.gif


航空レーザー測量は測量されたときの目的によって、広くだが密度少なくレーザーを打ち込む場合と、狭くだが密度多く打ち込む場合があって、特に前者の場合にこのようなノイズが多く発生する傾向にあります。また、樹木や建物の除去を人手でやっているか機械にやらせてるかでも差が出るようです。

特に以下のような場所が良く間違われます。
・急激な傾斜変換がある場所
→地面なのか建物なのか判別が難しく、建物と判別されてしまった場合に斜面が削り取られてしまいます
・植生が悪い場所
→地面までレーザーが届きにくいため、どこが地面なのか判別できなくなります

また、データの良しあしに関わらず、細かすぎる地形は消されてしまいますし、測量が実施された後に造成が入っても当然間違いデータとなってしまいます。

航空レーザーを用いれば、大変楽に正確な地図を作製できるのですが、調査の際はこれらの点に注意して、航空レーザーデータに間違いがないかどうか、注意深く調べていく必要があります。
posted by tkmasa2466 at 22:49| Comment(0) | 地図調査

2018年01月19日

申込締切を過ぎた時点で、イベントはすでに終わっている

というか、募集要項を発表した時点で半分以上終わっています。参加するかどうかは、日付とテレイン、クラス分けなどの企画内容でだいたい意思決定の下準備が揃います。つまり、これらを決めた時点でもう参加者数の見込は概ね出てしまっています。

申込締切がきたら参加者数が出ます。売り上げが決まります。経費の変動なんてわずかです。ゆえにその時点で経営的にはイベントは終了なんです。どんなに立派な大会をしても、どんなにズタボロな運営をしても、儲けの額は変わりません。

じゃあ、締切から大会当日までの、一番大変なあの時期はいったい何なのか。

将来に対する投資です。

来てもらった参加者に「良い大会だった」「また参加したい」と思ってもらい、次の大会への参加を促す投資活動です。それが回収できるのは来年以降の大会です。

紅白歌合戦の視聴率はその年の番組の出来と比例しません。昨年、一昨年、さらにずっと昔からの実績がすべて反映されてます。

だから、

大会は継続してこそ意味があります。

参加者に喜んでもらえるよう、毎年継続的にいろんなことを企画して、きっちりと運営する。その積み重ねが主催者のブランドを作り上げていくのです。


posted by tkmasa2466 at 18:25| Comment(0) | 大会運営