2014年11月10日

全日本ミドルの地図

facebook: https://www.facebook.com/tokumasa.nishimura/posts/739053386178061

全日本ミドル大会、運営者も参加者も皆様お疲れ様でした。作品紹介を更新しました。
http://nishipro.com/map_detail.php?cid=31

・・・ぶっちゃけて言っちゃうと、この調査はモチベーションを保つのが大変でした。里山のオリエンテーリングとしては、とてもいい環境なのですが、「全日本ミドル」、すなわち日本で一番ミドルディスタンスの速い人を決める大会に使われる、となったら、さすがに力不足は否めない感じはします。

今、全日本ミドルは公募制を取っていますが、毎年複数候補が出てコンペで決める、なんて環境では全くなく、引き受け手に「なってくれる」運営者に任せられるわけで、「ここは不適だから別の場所にしなさい」などと言えるわけもなく、当然テレインの質はばらついていきます。こういうところもなんだかなぁと思って、先日の私の記事の話にもなっていくわけです。
(先日の記事→ http://nishipro.sblo.jp/article/105160896.html

・・・すみません、地図の話じゃなくなってきました。

この地図は、いつものごとく航空レーザ測量入れています。モチベーションに関わらずちゃんと調査したはずですので、ご安心を。調査したのが大雪の直後だったため、植生がどうか不安でしたが、ちょうど枯れてきていい感じになったのかもしれません。またフィードバックを頂ければ幸いです。
posted by tkmasa2466 at 23:22| Comment(0) | 地図調査

2014年11月02日

全日本大会のあり方

(facebookの記事: https://www.facebook.com/tokumasa.nishimura/posts/734738133276253

乗鞍高原にて、木村さんと話したときに、全日本大会の話もした。
木村さんは、全日本大会を、全日本選手権と全日本ジュニア&マスターズ選手権に分離する提案をされている。が、当初自分にはこれで解決になるとは到底思えなかった。
しかし、実際に話をしてみると、どういうことを考えてこういう提案に至ったのかが理解できてきた。そして、意外に良い案なんじゃないかと思うようになってきたのである。
また性懲りもなく長い文章だし、これを個人の記事に書いてどれだけの意味があるのか自信がないところだが、今日は少しその話をしてみたい。
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今の全日本大会が問題なのは、広大なテレインで数多くのコースを設定しなければならないにもかかわらず、十分な参加費収入が見込めないことにある。しかも各都道府県での持ち回り運営を基本としているため、オリエンテーリング過疎地の地方協会が運営負担を被り、疲弊させてしまう上、競技者にとっても満足の行くフィールドで大会が開かれにくい。結局誰にとっても満足の行くものではなくなってしまう。
で、ジュニア&マスターズと日本選手権の分離案である。
確かにジュニア&マスターズをするには広大なテレインを新規調査する必要はない。テレインの質・地図の質への要求水準もエリートに比べたら高くはない。なるほど、地方持ち回りでも悲惨な会計にならずにそれなりの顧客満足も得られるだろう。
じゃあ分離されてしまった全日本選手権はどうか。
エリートクラス+併設クラス参加者ならせいぜい100人〜200人。観客も当然少なくなる。見てくれは貧相になる上、地図に一切手を抜かなければ参加費は一人10000円は下らないだろう。
到底成功するとは思えなかった。
しかし、木村さんは言う。
「それくらいコストがかかることを、エリートクラスだけのために行っているのだよ」、と。
なるほど、自分も昨年インカレロングを運営したが、調査エリアの半分はエリートクラスで「しか」使わない範囲であった。
「これだけのコストがかかることをやってるんだから、それに見合う形で運営する」まずそれを議論の出発点にすべきじゃないのだろうか?それがこの分離案の根本理念なのだと。
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確かにそうかもしれない。考えるうちに、一つ思い当ることがあった。
今年、私は世界選手権の日本代表選考会の運営を受託したわけだが、その大会というのは、全日本大会の1か月前だった。むしろ例年全日本大会の1〜2週間後に選考会、ということはザラである。
結局それって、「JOAが全日本大会を信頼していない」、ということじゃないのだろうか?もちろん、複数のレースを参考にしたいという強化委員会の意図も理解は出来るが、少なくともそう取られても仕方がない状態じゃないだろうか?
事実、全日本大会とは比べ物にならない少人数省資源運営だったにも関わらず、あの選考会は、選手諸氏によるそれなりの支持を得られた(と思っている)。
じゃああの選考会を全日本選手権にしてしまって、何か問題があるだろうか?
さすがにあそこまでの省力運営だとダメだが、ちょっと会場を整えればそれなりに箔は付く。地図も旧図ベースではあるが、参加費を上げればもっと質は上げられるわけで、そこは参加者のニーズと参加費の要求とをバランスさせながら考えれば良い。
おまけに、選考会は必ず日程が固定され、ロング&ミドル&スプリントの個人3種目が必要という強化委員会の都合もくっついてくる。日程が密集して、かつ固定されていれば大会のブランド化は意外にやりやすい。「選考会」とするより、「全日本選手権」と題する方が、併設クラスも今よりは人が集まりやすかろう。
これ、意外に良い案じゃないか?
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まとめるとだ。
・現行の全日本大会からエリートを削り、全日本ジュニア&マスターズ選手権として開催。(狭いエリアで固定客を掴みやすく、黒字化は容易)
・現行の日本代表選考会を、全日本選手権に格上げし、ロング&ミドル&スプリントの個人3種目を開催。(現全日本大会よりは高い競技性を提供できる)
・全日本リレーはこのまま。(今もそれなりにうまく回っている)
というのは、意外にうまく行くのではないか、と思うのである。どうだろうか。
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そもそも国土レベルでオリエンテーリングに向かない土地で競技をやるのである。全てが理想通りには行かないし、何かを捨てなければ成り立たない。
でも、少なくとも僕は、大会運営に疲弊して泣く地方協会も、目いっぱい努力したのに失望する競技者の姿も、どちらも見たくない。そんな悲劇をなくすることが一番の優先事項であろう。
posted by tkmasa2466 at 08:01| Comment(0) | 大会運営

2014年10月21日

朝霧ナビゲーションパーク大会、ご参加ありがとうございました。

Webの作品紹介に追加しました。

http://nishipro.com/map_detail.php?cid=44

今回、平らで細かい傾斜変化に富んだテレインであることから、国内のフォレストマップでは非常に珍しい等高線間隔2.5mを採用しました。

マッパーとしては、誇張表現をほとんどしなくても正確に地形を描けることは楽な一方で、地形的特徴のない場所にも等高線を入れなければならないことに難しさを感じました。競技者の皆さんも、「普段捉えられるはずの地形が見えない」という戸惑いは少なからず感じられたのではないでしょうか。

そもそも2.5m間隔は地形表現が冗長になることは否めず、特に北東斜面はそのデメリットが大きい故、適切な選択だったかどうかは意見が分かれるかもしれません。それでも、国内でなかなかお目にかかれない規格ですし、ゴチャゴチャ描かれた地図から使えるものを拾ってナビゲーションする技術は、海外のオリエンテーリングに通じるものがあると思いますので、個人的には良い機会だったのではないかと思っています。



facebookの記事: https://www.facebook.com/tokumasa.nishimura/posts/729026977180702
posted by tkmasa2466 at 22:41| Comment(0) | 日記